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ミュージカル『ハムレット』 2/11ソワレ

ミュージカル『ハムレット』

ハムレット:井上芳雄
オフィーリア:昆 夏美
レアティーズ:伊礼彼方
ホレーショー:成河(ソンハ)
旅芸人/亡霊:阿部 裕
ポローニアス:山路和弘
ガートルード:涼風真世
クローディアス:村井國夫

午前中にアルターボーイズを観てからだったのでテンションの切り替えできるか不安でしたが、冒頭の葬列シーンがすごく重厚で好みだったので、いきなり引き込まれました。
ただし、最後まで見ても結局、この冒頭のシーンが一番良かったなという結論でした。個人的な好みだけど。

このシーンは歌も衣装も雰囲気があって素敵でした。
今回、友人のおかげでとてもいい席で見ることができたのですが、間近で見る彼方さんの眉を寄せた沈鬱な表情とその佇まいの格好良さに惚れ惚れしました。
しかし、ふと気が付くと右上の階段に井上芳雄さんが…

いきなり神妙な顔をした芳雄さんが登場したのでびっくりしちゃいましたが、そうでした彼はハムレットなんでした。なんかもうこの時点で「?」と思ってしまったのがよくなかった。
ロックの曲調とがなるような歌い方が芳雄さんに合わなすぎるせいもあって、結局ずっとハムレットに見えませんでした。
私が「ハムレット」というキャラクターに期待する部分が大きすぎたというのもある。藤原竜也さんのハムレットが理想だったんだけど、それを求めるにはあまりにもあんまりだったなあ。
ハムレットには逆らいがたい悪魔的な魅力のようなものがないと、本当にただの迷惑な狂人になっちゃう。
芳雄さんはもちろんすごく魅力的なんだけど、どちらかというとハムレットとは真逆の性質の魅力なんじゃない?と思ってしまう。
芳雄さん、ダルタニアンのときはすごく合ってたし好きだったんだけど、ミスキャスト感否めず。残念です。

で、ロミジュリぶりの昆さん。
かわいいし、素直な歌声がすごく好きだなあと思うんだけど、やっぱりお嬢様役はいまいち合わない気がする。
狂ってしまったシーンはぶかぶかの白いシャツをワンピースのように1枚で着ているんですが、先に観劇していた友人が「彼シャツに見えた…」と言っていたせいで、そうとしか見えなかったww
ここふつうに白いワンピースでよかったと思うし、髪形ももっとなんかあるだろ、と思いました。
でもね、昆さんの熱演はぐっときましたよ。

彼方さんはもうとにかく見た目が古典の舞台に合う!
舞台って見た目だね、と言っていたのは新納さんでしたでしょうか。そうだね、と言いたくなる。
何着ても様になるっていいね。得だね。
演技も好きでした。狂ってしまったオフィーリアを呆然と見つめて、しだいに顔を歪ませて身体を震わせて、全身で悲しんでいました。そしてその間も一度も瞬きせずにオフィーリアを見つめてた。目から血が出そうな感じ。
ここの表情はなんて表現すればいいんだろうな。ちょっとこのときの顔が忘れられないです。

そしてホレーショー役のソンハさん!
全くノーマークだったんですが、この舞台の中で一番印象深いキャラクターでした。
歌も台詞もほとんどないのに、存在感がある。
つるんとした品の良い美しい顔をしていて、一生懸命ハムレットを見ていました。
目が特に印象的なのかな。大きな目で、白目が綺麗で、それでぱちぱち瞬きするのがなんだか無垢な感じで。
ただただすべてを見ている、不思議な存在。
ロミジュリのときも周さんの死がモノノケ姫のコダマに似てるって言ったけど、それに近いかも。
胸がざわざわするような、なんともいえない、不思議な魅力のあるホレーショーでした。

全体的に、手放しによかったとはいえない舞台でした。
楽曲や構成も好みでないし。
でも、なぜかまた観たいという気持ちがわいてくる。
すごく楽しかったのに特にリピートしなくてもいいかなと思う舞台がある一方で、こういう妙に尾を引く舞台もありますよね。不思議だなあ。
まあ実際また行くんですけどね19日に。
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