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ミュージカル『ハムレット』 2/11ソワレ

ミュージカル『ハムレット』

ハムレット:井上芳雄
オフィーリア:昆 夏美
レアティーズ:伊礼彼方
ホレーショー:成河(ソンハ)
旅芸人/亡霊:阿部 裕
ポローニアス:山路和弘
ガートルード:涼風真世
クローディアス:村井國夫

午前中にアルターボーイズを観てからだったのでテンションの切り替えできるか不安でしたが、冒頭の葬列シーンがすごく重厚で好みだったので、いきなり引き込まれました。
ただし、最後まで見ても結局、この冒頭のシーンが一番良かったなという結論でした。個人的な好みだけど。

このシーンは歌も衣装も雰囲気があって素敵でした。
今回、友人のおかげでとてもいい席で見ることができたのですが、間近で見る彼方さんの眉を寄せた沈鬱な表情とその佇まいの格好良さに惚れ惚れしました。
しかし、ふと気が付くと右上の階段に井上芳雄さんが…

いきなり神妙な顔をした芳雄さんが登場したのでびっくりしちゃいましたが、そうでした彼はハムレットなんでした。なんかもうこの時点で「?」と思ってしまったのがよくなかった。
ロックの曲調とがなるような歌い方が芳雄さんに合わなすぎるせいもあって、結局ずっとハムレットに見えませんでした。
私が「ハムレット」というキャラクターに期待する部分が大きすぎたというのもある。藤原竜也さんのハムレットが理想だったんだけど、それを求めるにはあまりにもあんまりだったなあ。
ハムレットには逆らいがたい悪魔的な魅力のようなものがないと、本当にただの迷惑な狂人になっちゃう。
芳雄さんはもちろんすごく魅力的なんだけど、どちらかというとハムレットとは真逆の性質の魅力なんじゃない?と思ってしまう。
芳雄さん、ダルタニアンのときはすごく合ってたし好きだったんだけど、ミスキャスト感否めず。残念です。

で、ロミジュリぶりの昆さん。
かわいいし、素直な歌声がすごく好きだなあと思うんだけど、やっぱりお嬢様役はいまいち合わない気がする。
狂ってしまったシーンはぶかぶかの白いシャツをワンピースのように1枚で着ているんですが、先に観劇していた友人が「彼シャツに見えた…」と言っていたせいで、そうとしか見えなかったww
ここふつうに白いワンピースでよかったと思うし、髪形ももっとなんかあるだろ、と思いました。
でもね、昆さんの熱演はぐっときましたよ。

彼方さんはもうとにかく見た目が古典の舞台に合う!
舞台って見た目だね、と言っていたのは新納さんでしたでしょうか。そうだね、と言いたくなる。
何着ても様になるっていいね。得だね。
演技も好きでした。狂ってしまったオフィーリアを呆然と見つめて、しだいに顔を歪ませて身体を震わせて、全身で悲しんでいました。そしてその間も一度も瞬きせずにオフィーリアを見つめてた。目から血が出そうな感じ。
ここの表情はなんて表現すればいいんだろうな。ちょっとこのときの顔が忘れられないです。

そしてホレーショー役のソンハさん!
全くノーマークだったんですが、この舞台の中で一番印象深いキャラクターでした。
歌も台詞もほとんどないのに、存在感がある。
つるんとした品の良い美しい顔をしていて、一生懸命ハムレットを見ていました。
目が特に印象的なのかな。大きな目で、白目が綺麗で、それでぱちぱち瞬きするのがなんだか無垢な感じで。
ただただすべてを見ている、不思議な存在。
ロミジュリのときも周さんの死がモノノケ姫のコダマに似てるって言ったけど、それに近いかも。
胸がざわざわするような、なんともいえない、不思議な魅力のあるホレーショーでした。

全体的に、手放しによかったとはいえない舞台でした。
楽曲や構成も好みでないし。
でも、なぜかまた観たいという気持ちがわいてくる。
すごく楽しかったのに特にリピートしなくてもいいかなと思う舞台がある一方で、こういう妙に尾を引く舞台もありますよね。不思議だなあ。
まあ実際また行くんですけどね19日に。
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『眠れぬ雪獅子』 歌詞③

『眠れぬ雪獅子』の歌詞を覚えている限りで書いています。

続きから。


【嗔りの炎:ドルジェ/パサン/村人】

緊迫感があってドキドキするシーンですがほぼ歌詞忘れた。
革命の盛り上がりだけど、とても暗い高揚感。

山河と大地は血に染まる
その身を怒りの炎へ 放り込め



【無常の歌:ドルガ】



生まれたものは 死んでゆき
栄えたものは 滅び行き
蓄えたものは 消えうせる

変わらないものは ただひとつ
すべては変わるという 教えだけ


テンジン「悲しい歌だね」
ドルガ「何が悲しいもんか。あんた死なない人間が幸せだとでも思うのかい」
テンジン「そりゃ死ぬより生きていたほうが」
ドルガ「あんたは何にも分かっちゃいないね。今の世の中誰が楽に生きてるっていうんだい」


【俺達の戦い:テンジン】

テンジンが暗殺しようとしたドルジェを止め、二人であの洞窟に逃げこむ。ここからのシーンがこの舞台の中で一番好きなので、ここは台詞も書きます。

テンジン「罠にかかった獣がね、遮二無二もがけばもがくほど、縄はざっくりと食い込んで身動きとれなくなる。迷子の子どもが、闇雲に走れば走るほど路地はますます細く入り組んで、帰り道には戻れない」
ドルジェ「俺は罠にかかった獣だったのか」
テンジン「俺にはそう見えたよ」
ドルジェ「俺は迷子の子どもか」
テンジン「誰だって迷うさ。世の中こんなに暗いんだから」
ドルジェ「俺は卑怯者だ」
テンジン「どうして」
ドルジェ「本当ならお前を殺したいほど恨まなければならないのに、心の底ではホッとしているんだ。これで死ななくてすんだってな」


俺たちの戦いは 武器を手に血を流し
命捨てることだけじゃない

どんなに責められても どんなに悔しい思いをしても
生き残れば 勝ちさ

生きることはつらいこともあるけれど
喜びだって たくさんある

明日を信じ恐れず 祈り捧げ
この世に 生まれ生きる命を
貫くそんな事が 俺たちの戦い
そう思うんだ



ドルジェ「ひとつ聞いてもいいか」
テンジン「いいけど、難しい話は無理だよ」
ドルジェ「お前はどうして戻って来たんだ」
テンジン「ああ、これを返そうと思ってね」
(ドルジェの詩を朗読する)
テンジン「いい詩だ。俺大好きだよ、あんたが書いた詩。だけどこれはあんたが持ってなきゃ駄目なんだ。誰かに託しちゃ駄目なんだ。そうしなきゃあんたは生きる意味まで無くしてしまう。なんだかそんな気がしたんだ」
ドルジェ「そんなことのために。下手したらお前まで捕まって殺されていたかもしれないのに」
テンジン「だって俺たち、友達だろ?」
ドルジェ「友達?」
テンジン「あんたは俺に大事なものをあずけてくれた。あのときから、俺たちは友達だよ」
ドルジェ「友達」
テンジン「生きようとする強烈な希望、か」
ドルジェ「星が、降るようだな」


このシーンについてはまたあらためてじっくり書きたい。
こんなに優しくて幸せな空間を舞台のうえに見たのは初めてでした。



【誓い:ぺマ】

歌というより魂の叫びでした。毎回鳥肌がたった。
すさまじい意志と絶望に光る目が、おそろしいほどでした。


いつか私が 生まれ変わったならば
この手は筆を捨てて 剣を握り敵の血潮に
染まり正義を示しましょう

いつか私が 生まれ変わったならば
言葉などに頼らず 行動で正義を示す
人間になりましょう

暗殺者となりましょう



【企み:ワンドゥ】


テンジンお前は何かを はき違えているようだ
お前の首を刎ねるのではないぞ

みんなの首がお前に かかっているのだ



【絶望:テンジン】

ラルンと同じ曲で、違うけど同じ苦悩を歌う。

言われた通りの舞台を
偽りの芝居を作っても
みんなが本当に 喜んでくれるのか

恐怖で押さえつけられた舞台で
みんなの本当の笑顔が 作れるのか

逆らわず 何もしないことが
俺たちが 生き延びる方法
そうすりゃいつか 春の風も吹くだろう

でもそんな卑怯な心で 自分の気持ちを偽って
生きていけるのか

ブッダよ教えてください ターラよ導きの光を

どうして今までの 平穏な生活が
許されないのでしょう

ブッダよ教えてください ターラよ導きの光を
俺はどうすればいいのでしょうか



【希望の礎:ターラ】

歌詞はすっかり忘れましたが、ここもラルンと同じ流れだね。
でも二人とも道は自分で見つけなきゃいけなかった。


【俺たちの戦い:テンジン/旅芸人たち】

「心が喜べば」のあたりで涙声になるのがたまらなく、誰か助けてあげてと思ってしまう。袖で涙をぬぐっていた回もあった。


芸人になって幸せだった 
観客は俺たちを見て 喜んでくれた

心が喜べば みんなが笑顔に


だから俺は偽者の舞台を作るなんて嫌なんだ

俺たちの戦いは 武器を手に血を流し
命捨てることだけじゃない

どんなに小さくても みんなの声を集めれば
いつか天に届く みんなの叫びが

俺たちには剣やナイフはない
だけど歌が 踊りが 芝居がある

明日を信じ恐れず 祈り捧げ
この世に 生まれ生きる命を
貫く そのための 俺たちの戦い



【大地の微笑み:テンジン/旅芸人たち】

ここはなんといってもオーオーオオオーオーオー
あのパワーはなんていうんだろうか。
約束どおり、ドルジェの詩に曲をつけて、歌い踊るテンジン。

こぼれんばかりの光の中 
どこからともなく聞こえるのは 神の声

大地が凍てつき白の世界に 覆われようと
子どもたちは真っ赤な頬で 雪獅子のように駆け回る

俺たちは貧しいけれど 真実の自由があった
生きようとする強烈な 希望があった
笑顔があった 幸せだった


だけどそれは 遠い昔の話
この村に今は 希望はない

権力で押さえつけされ 人々の
笑顔はない



【内なる光:ターラ】


生き抜く者よ あなたの内なる光には
愛と力と智慧がある

閉ざした心を開けば
不安や迷い 悩み乗り越えられる

心見つめ清く 愛に満ちた魂
目指し旅すればきっと 輝く明日がある

生きとし生けるものと 分かち合い助け合い
永遠に続く命の 真実求めゆくのです



ここで踊るテンジンを、ドルジェはしばらく黙って見てるんです。
テンジンがドルジェに気づいたときの、ドルジェの満面の笑顔といったら!



これでいちおう終わり。
思い出ししだい、変えたり足したりしていきたい。
そして末永く愛したい。
そういう舞台でした。

『眠れぬ雪獅子』 歌詞②

『眠れぬ雪獅子』の歌詞を覚えている限りで書いています。
兄のしたことを歴史に書き残したかったぺマのようなきもち?

続きからいきます。


【矢は放たれた:ラルン】

王を殺すと決意したラルンの覚悟。


一度心に描いた毒は 決して洗い流せはしない
ひとたび生まれた言霊は 稲妻のごとく跳ね回る

すさぶ風が起こす竜巻は とどまりおさまることはない
闇をつんざく鬼の声は 心に楔を打ち付ける

矢は放たれた 誰にも止められない
賽は投げられた 進んで行くしかない



【お教え下さい:ラルン】

一部しか覚えていない。


お教え下さい 教えを破り
この命を捨てるのは

何もせずに 生きることより
罪深いのでしょうか



【笑いの国:テンジン】

このシーンのテンジンの圧倒的な躍動と生命力。ドルジェに伝わるよう、テンジンはドルジェの方を見て踊るけど、陽のエネルギーがすさまじすぎてドルジェは近づけない。あえて引こうとする。この時点ではね。
最後の「良かったと思える」でドルジェを見上げるテンジンの笑顔、この世のすべてのチャーミングを集めたようです。


芸人になって 良かったと思う
観客は俺たちを見て 喜んでくれる

今の世の中が苦しいから 
少しでも気がまぎれたら

だから俺たちは 芸を磨く
芸を磨けば 客は喜ぶ
そうすりゃ毎日が 祭りのように楽しい

見物人は俺たちを見て 笑顔になる
その笑顔で俺たちも 幸せになる
俺たちみたいな人間でも 誰かの役に立つことができる

心が喜べば みんなが笑顔に
笑顔が溢れれば みんなが幸せになる

そんなとき俺は 生きてることが
良かったと思える



【お教えください:テンジン】

テンジンの苦悩、影の部分が見えるシーン。聡い子だからいろいろなことが見えて分かってしまって、そのうえでできるかぎりの優しさと幸福を抱いて生きてるけど、ほんとうは悩んで迷ってる。そんな心が見える歌です。


この世に起きる すべてのことは
仏の思し召しだと 

人は言うが 俺たちはただ
受け入れ生きるのか

ブッダは本当に俺たちを
導いてくださるのか



【人間はブッダ任せ:ドルガ】

ドルガの歌や話をいっしょうけんめい聞くテンジンがいつもかわいくて。


馬鹿な人間ほど ブッダ任せにしたがるもんさ
ブッダは導いて下さってはいない
ただ見守って 下さるだけ

因果応報 行いは
必ず自分に 返ってくる

悪因を 払いたければ
善根を 積むことさ



【言葉の力:ドルジェ】

この歌はとてもドラマチック。彼方さんの歌い方と表情の変化が素晴らしい。
のちにリプライズでテンジンの前で歌うのも好きです。


はるか昔俺たちは 天空の民だった
鳥や獣と語り合う 言葉を持つ我ら
言葉で励まし癒され 山で生きた

だが山を降り 土地を支配し
奪い合い血を 流し合いそして
言葉は力を失った

心をつなぎ 慰め愛し
勇気を与える 力を無くした

心をつなぎ 慰め愛す
力を無くした

いや 人が言葉を
失ったのだ



【矢は放たれた:旅芸人たち】


山の中の小さな村で ひそかに生きる貧しい人たち
彼らの生活を脅かし奪う よこしまな力止められない



ここからテンジンとドルジェがいっしょに歌うのに歌詞覚えられず…。


【言葉の力:ドルジェ】

ドルジェが自分の詩をテンジンに託す。ドルジェが苦しみ歌うところにそっと重なるテンジンの声も悲しそうで優しいです。


俺の生涯の情熱をかけ 愛し信じた言葉や文字には
何の力も無かった

平和な時代に 人を笑わせ 酔わせ泣かせても
家族や友を守れない

愛するふるさとを 文字という武器で 守ることも
敵をとることさえ できなかった



【矢は放たれた:ラルン/ぺマ】

ラルンは黒い帽子の踊りのための身支度をし、ぺマは筆をとる。
二人の別々の覚悟が浮き出るような緊張感のあるシーンです。
矢は放たれたし、このとき道は別たれたようにも思う。
歌詞はワンフレーズしか覚えてないや。


人知を超えた大きな力が 今動き出そうとしている


【絶望:ラルン】


血塗られたこの両手は 罪に穢れたこの心は
二度と清められることはない

私がこの手で殺したのは
憎きラン・ダルマという王でなく
己の眠りだった

ブッダよお救い下さい ターラよ導きの光を
どうすればこの苦しみから 救われるのでしょう



【希望の礎:ターラ】

ここの演出というか照明もきれいだったな。ありがたいお言葉すぎてあんまり拾えなかったわ。


ラルンよ お聞きなさい
輪廻の鎖は 地上の道のようなもの

あなた自身で 道を探すのです



【望蜀の狂人:ワンドゥ/役人】

なぜか役人たちの歌うとこだけしっかり覚えてる。ここのダンスがほんとうにかっこよかったです。


背けばこうなる 裏切り抹殺
貴様らの使命だ 宿命に従え



いったん切ります。

『眠れぬ雪獅子』 歌詞①

TSミュージカルファンデーション『眠れぬ雪獅子』

テンジン:東山義久
ドルジェ:伊礼彼方
ラルン:小西遼生
ぺマ:山田ジルソン
ラン・ダルマ/ワンドゥ:今井清隆
ターラ/ドルガ:保坂知寿

10/29マチネ・ソワレ、10/30マチネに行ってきました。
計6回観たんですが、ちょっと今回覚えている限りの歌詞を書き残したいと思います。
というのも私ほんとうにこの舞台が好きで、好きでしょうがないからいつまでもテンジンやドルジェのこと思い返して楽しみたいのです。だから思い返す材料をのこしたい。歌って、場面を思い出したい。

基本的にはパンフレットに載っているタイトル順で書いていきます。あ、でもまるっと覚えていないところなんかは割愛しつつ。好きな台詞をはさみつつ感想などはさみつつ。
間違っているところや抜けているところがあると思いますが、もし気づいたら教えていただけるととてもありがたく、助かります。

【故郷の風:ターラ】

さっそく覚えてないごめんなさい。とりあえず最初はオンマニペメフンだった。


【黒い帽子の踊り】

パンフレットにはないですが、この踊りにも歌詞がついているのでいちおう。
冒頭では旅芸人一座が、劇中劇のような感じで踊ります。何度見ても飽きない独特な振り付け。


我らが 偉大なる ラン・ダルマ王
お慈悲溢れる お導き ラン・ダルマ王
輝ける ご業績 偉大なる舵取り 
願わくはとこしえに 我らの上に立ち 輝かれんことを
指導者 ラン・ダルマ王



【天空の旅人:テンジン】

この歌はパンフレットに歌詞が載ってますが、パンフ29日に売り切れてたみたいなので買えなかった方のために。
旅芸人たちの歌をテンジンが歌います。夕暮れのような照明と、おおらかなメロディーが合っていてきれいです。悠久を感じる歌。「人の情けに手を合わせ」で顔の前で手を合わせて頭を下げるテンジンが好きです。優しく尊い感じがする。


はるか大地に 光落ち行く
今日という日が 幕をおろす

二度と戻らぬ 時ならば
笑顔でうたを 歌っていたい

日の輝きと 風のささやき
それさえあれば 生きていける

人はめざめ 又眠る
夢追いかける旅人
人の情けに 手を合わせ
その日の風に吹かれよう



【ワンドゥ:ワンドゥ】

ドルジェのパパに書けと命じた招請状の内容を歌にしている。
最初のほうの歌詞覚えてないです。


我々はあなたがたを お助けしたいのです
我々の生活を向上させ
我ら子孫の 栄える未来を 築くために



【正義の行方:パサン】

パサンがドルジェの父親が殺された経緯をドルジェに歌で説明。
うーんこれもちょいちょい抜けてます。


奴はでたらめを 並べ立て
誰もが愛し 慕う人の
命をかけた正義を 踏みにじった

静かに暮らす人々の 穏やかで平和な日々を
脅かす 憎きワンドゥー
許せるものか

祭礼の広場に 惨く悲しい音が
乾いた鞭の音が響く

見せしめの磔 潰されてしまった
正義の心
誰も助けることが できなかった



【我がふるさと:ドルジェ】

これもパンフに歌詞が載ってる。何度かリプライズされる曲です。


大地よ 我が母の地よ リ ツァンジュ
愛する 我がふるさとよ

蒼穹から降りそそぐ 光に広がる草原
流れる悠久の河 そびえる天空の山

夏の日は色鮮やかな 花が満ち溢れ
生きるものすべて 命を育む
凍てつく夜は寄り添って 心暖め
星明りの下語り合い 安らかなるひととき

遥か古より 見守り続けてくれた
俺の愛するものが今 泣いている

青き 山々 
リ ツァンジュ ふるさと



【古の王ラン・ダルマ:ドルガ/ラン・ダルマ】

テンジン率いる旅芸人の一座が出合った占い師ドルガ。彼女は仏教を弾圧した王について語り始める。

(ドルガ)
ラン・ダルマのランは 狂った牛
王の前世は 人に使われる牛

この牛は三人の兄弟に飼われ
仏塔建立のため 全力を尽くした

だが兄弟は 誰一人
この牛のために 祈りはしなかった

牛は腹をたて 人間に生まれ変われたら
仏教を滅ぼす王になると 誓った


(ラン・ダルマ)
遥かな昔より この国には
この地に根付く 神がある

異国の教えに 惑わされるな
崇めるのは 我らの神のみ

仏の塔を破壊せよ 寺院仏閣を焼き払え
ブッダに従う者を追い払い
その息の根を止めるのだ


(ドルガ)
暴挙に出た ラン・ダルマ
多くの仏像を 叩き壊し
???? 狂気の怒りが



【絶望:ラルン/ラン・ダルマ】

テンジンの前世であるラルン。ラン・ダルマに焼き払われた寺院から弟ぺマとともに逃げのびる。
絶望という歌は三つあるんだよね。二つがラルンで一つがテンジン。


血肉を削いで成し遂げた 我らのつとめも瞬く間に
呪いの炎に 崩れ散った

長い時を費やした 人の????
狂った鋭い炎に焼かれて この身はなすすべもなくただ



【春望歌:ターラ】

テンジンが女装して踊るフラグ。歌詞あんまり覚えてないです。春はまだ来ぬ、とかそういう感じ。


【旅芸人:旅芸人たち】

ダンスも歌もすごく楽しい、大好きなナンバーです。

(旅芸人たち)
重い荷物を さらりと捨てて
着のみ着のまま 気の向くままに
今日は東へ 明日は西へ
丸く浮かんだ雲のように

どこでもいいさ お天道様が
昇るところならいいさ
縛られるもの なんにもないさ
流れる大河のように
俺たちゃ夢見る 旅芸人


(テンジン)
暗く疲れた 人の顔に
優しい微笑み 浮かぶまで

愉快な芝居 楽しい踊り
喜び溢れた歌で

苦しいことも 悲しいことも
空の彼方へと吹き飛ばす
俺たちゃ笑顔売る 旅芸人




とりあえずこのへんでいったん切る。

眠れぬ雪獅子 10/27ソワレ

TSミュージカルファンデーション『眠れぬ雪獅子』

テンジン:東山義久
ドルジェ:伊礼彼方
ラルン:小西遼生
ぺマ:山田ジルソン
ラン・ダルマ/ワンドゥ:今井清隆
ターラ/ドルガ:保坂知寿


3回目の観劇。少しも飽きることなく、ぽろぽろと新しい発見もあり。

最初のシーンでドルジェが「ラルン・ペルギ・ドルジェは仏教を救った英雄だ!あんな道化芝居にしていい人物じゃない!」とテンジンを責めますが、ラルンはテンジンの前世だから、結果としてドルジェはテンジンの前世をかばってるのよね。あわせて言うと、テンジンの前世の名前はドルジェ。ラルン・ペルギ・ドルジェ。
この物語のなかにはあざとくなく、ちょっとハッとするような伏線がたくさん張られています。

やっぱりテンジンとドルジェのデュエットが、少ないけどすごく好き。
ドルジェが変わってしまった故郷を嘆いて歌うところに、テンジンの声が悲しみに寄り添うように重なるのを聴くと、どうかこの二人に明るい未来をくださいと祈らずにはいられないです。

あとこの日、捕まった一座のみんなの前で覚悟を歌うシーンで、テンジンが泣いてた…!
「心が喜べば みんなが笑顔に」というフレーズが涙声で少し震えていて、涙で目がキラキラしてました。
もうほんとうに胸に迫る。
暗殺者になってしまったラルンが「私は自分の手で自分の来世を穢してしまった!」と嘆く台詞がありますが、そんなことないよ!と言ってあげたい。あなたの来世、天使みたいに清らかだよ。

前回の感想で書かなかったキャストさんについて。
今井さんはこの間ブロードウェイミュージカルで生歌を聴いてしびれまくったので、また生歌聴けるのは嬉しいです。てかそのまえにレミゼのCDのジャべだしね。ものすごく好き。
今井さんは二役だけど、ほぼ同じような役柄です。ブレずに悪役。
ラン・ダルマはともかくワンドゥは人物背景とかとくに描かれてないので、ともすればチープな悪者になってしまいそうなところ。けどそれを今井さんの歌が補って余りある。
理屈でない、有無を言わさぬ迫力があります。

保坂さんも二役ですが、じつは私初見のときは気付いてなかったww
パンフ見て気づきました。
だってすごいんだもん。声の使い分けとかそういうレベルを超えてるんだもん。
ターラ菩薩様も綺麗だけど、私はドルガが好き。
菩薩様と、浮浪者のようななりをした占い師が二役というのは分かりやすく比喩的でいいね。
どこにどのような姿をしていても見守る者。

パサン役の照井さんは歌も演技も安定してうまくて、クーデターのリーダーという感じがした。
あと、ドルジェと同じ空気をちゃんと出してるのがすごい。同じ村で生まれ育ったというのが、説明がなくてもするりと入ってきました。

ダンサーさんのレベルがすごく高いことも見れば見るほど分かってきます。
バレエっぽい振り付けではなく、京劇とかそういう系のダンスかな。かなりアクロバティックな動きもあるんですが、ダンサーさんのプロフィール見ると新体操の方とかがいらっしゃるので納得。
縄さばきが異常にうまい鞭打ち係も、きっとこの方なんだろう。

照明も凝っててきれいだし、この全体に穴がない感じ、大好き。

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